「やりたい」をやる場所

アルケー

タイトルタグとHタグの確認事項とタイトルから改善案を導くやり方

アルケー編集部

最近アルケーの活動を通じて、いろいろな方のサイトを拝見する機会が増えてきました。SEOの観点も含めてチェックしてほしいという要望もあり、サイト全体を見ながらもタイトルタグやH1などの見出しタグも併せて確認しています。

タイトルタグやHタグとSEOとの関連性については、Googleが提供している「検索エンジン最適化スターターガイド」にも記述されており、しっかりとした知識をお持ちの方が多いです。ただ、第三者と一緒に客観的にチェックすると別の視点が加わるようで、新たな改善ポイントを発見されることがよくあります。

そこで今回は、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールも活用しながら、「ご自身のサイトをこんな感じでチェックしてみてはいかがでしょうか?」といった内容をご紹介したいと思います。

タイトルタグやH1のSEOに対する評価について

タイトルタグやHタグに関しては、Googleが提供している下記の2つの情報で十分かと考えています。

Google
検索エンジン最適化スターターガイド
タイトルタグについては4ページ、Hタグについては20ページに記述されています。

Google Webmaster Central Blog
Website clinic for non-profits
英語で記述されていますが、タイトルタグのサンプルを交えて紹介されています。

世の中にはたくさんのサイトがありますので、実際にどのように設定をしているか参考程度に見てみるのもいいでしょう。

これまでのサイト運用や他の方のサイトをチェックしてきたなかで、「タイトルタグ、H1タグで注意している視点」があります。そのポイントをご紹介します(SEOを意識するがあまり、思わずやってしまうミスを含む)。

【タイトルタグ】
過剰にSEO対策ワードを詰め込む
タイトルタグと本文の内容の不一致
個別記事のタイトルに不要と思われる長いサイトタイトルが付加されている
【H1タグ】
過剰にSEO対策ワードを詰め込む
H1タグと本文の内容の不一致
隠しテキストなどGoogleのウェブマスター向けガイドライン違反

このように見ると、一見当たり前と思われる内容ですが、無意識に設定してしまっていることがありますので、客観的視点をもって一度チェックしてみるのも有効かと思います。

よくいただく質問

「H1タグはページごとに固有のものにする必要がありますか?」こちらは以前から、かなり多くいただく質問の一つです。

たしかにH1タグはページ内の「大見出し」に対応しますので、本来であればページ毎に個別に設定されるのが望ましいと思います。しかし、検索エンジンで上位表示されているページを見てみると、必ずしも個別に設定されているわけではなく、全ページ同一のテキストや画像が設定されていることもあります。

ですので、SEOで評価されるかされないかといった文脈ではなく、ページに対してどのような大見出しを付けるかといった視点で考えればよろしいのではないかというのが私の見解です。

また、タイトルタグについては、すでに運用しているサイトでGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを設置している場合、データを見ながらより興味深くチェックすることができるでしょう。

ここでは、私がサイトをチェックする際に「タイトルタグを切り口にしたチューニングの方法」「Googleにどのように評価されているか」や「コンテンツやページの拡張の可能性」について実践しているアプローチ方法をご紹介します。

Googleアナリティクス、サーチコンソールを使ったチェックの手順

サイト内の閲覧ページの調査方法

Googleアナリティクスで閲覧されているページを調査します。左メニューの「行動」をクリックし、サイトコンテンツ内の「すべてのページ」をクリックします。

「行動」>「サイトコンテンツ」>「すべてのページ」

Googleアナリティクスのサイトコンテンツ>「すべてのページ」

次に、下図の通り、セグメントを「自然検索トラフィック」でフィルタし、プライマリディメンションを「ページタイトル」にします。するとページタイトル毎にページビュー数や閲覧開始数などが表示されます。
※タイトルタグが重複していると合算されて表示されるため注意が必要です。

自然検索トラフィックのフィルタ設定とページタイトル表示設定

自然検索経由でアクセスが多い順にページタイトルを参照する場合、「閲覧開始数」をクリックし降順でソートします。

閲覧開始数の降順でソート

このように設定することで、自然検索経由でアクセスが多い順にページのタイトルが一覧で表示されます。タイトルタグの設定やどのようなページがどのくらい閲覧されているのか、データで見ることができます。

閲覧開始数が多いページがどのようなクエリで表示されているか

次に、閲覧開始数が多いページのURLをピックアップして、それぞれのページにどのようなクエリでヒットしているかを調べていきます。下記タイトルタグ、URLを例に説明します。

タイトルタグ
「アボカド種茶の水溶性食物繊維で便秘解消!作り方と注意点」

URLの一部
「avocado_tea.html」

Googleサーチコンソールの「検索アナリティクス」を使ってチェックします。手順は以下のとおりです。

「検索トラフィック」>「検索アナリティクス」

Googleサーチコンソールの左メニュー「検索アナリティクス」

Googleアナリティクスで閲覧開始数が多かったURL(avocado_tea.html)をコピーします。Googleサーチコンソールの「ページ」のラジオボタンを押下し、プルダウンから「ページをフィルタ」を選択します。URLの個別ページのURLで一意となる部分を貼り付けます。

ページを一部URLでフィルタ

その後、「クエリのラジオボタン」をチェックします。すると、当該URLに紐付くクエリの一覧が表示されます。「掲載順位」の昇順でソートします。

指定したURLページに対するクエリ表示(掲載順位の昇順)

タイトルタグとクエリの掲載順位の上位のクエリを照合

こうして見ていくと、タイトルタグに記述されていないが、検索結果の上位に表示されているクエリが見つかることがあります。

タイトルタグ
「アボカド種茶の水溶性食物繊維で便秘解消!作り方と注意点」

クエリ一覧(掲載順位の昇順)

上図の赤枠の部分「アボガド種茶 副作用」「食物繊維 蒸発」といったワード群が該当します。

このように、タイトルタグに含まれなくても本文に言及されている内容をGoogleが評価し、上位表示されているケースがあります。Googleに評価されているページは、表記ゆれも含め、さまざまなクエリでアクセスされていることが実感できるでしょう。

これらのクエリに対して、ページ本文の内容を確認し、ユーザーの検索意図に対する見解が記載されているかをチェックします。もし説明が十分でなければ適切に情報を補足します。また、このクエリが本来記事で伝えるべきテーマからずれるということでしたら、必要に応じて別のページを作って言及してもいいでしょう。

そのほかの閲覧開始数とページビュー数の関係性

閲覧開始数が少なく、ページビュー数が多いページ

Googleアナリティクスの「サイトコンテンツ」でページビュー数の降順でソートを掛けると、閲覧開始数が少なく、ページビューが多いページを見つけることができます(下図参照)。

「行動」>「サイトコンテンツ」>「すべてのページ」

閲覧開始数が少なく、ページビュー数が多いページ

SEOに関わることではありませんが、閲覧開始数が少なく、ページビュー数が多いページというのは、ユーザーがサイト内を回遊して訪れる機会が多いページです。ページの内容がユーザーにしっかりと伝わる「見出し(ユーザーの見た目)」を設定するといいでしょう。

閲覧開始数が少なく、ページビュー数も少ないページ

  • タイトルタグに過剰なSEO対策ワードの盛り込み
  • タイトルタグと本文が不一致のページ
  • 他サイトと差別化する要素がないコンテンツを含むページ

このようなページは、閲覧開始数、ページビュー数ともに少ない傾向があります。タイトルタグやHタグの見直しというだけでなく、必要であれば本文の内容の見直しも含めた改善を図るようにしています。

まとめ

今回はタイトルタグやHタグを切り口に、サイトの現状と改善のアプローチの仕方をご紹介しました。

この手順を踏みながら、サイト運営者の方と一緒に確認していくと、タイトルや見出しの修正に留まらず、新たなコンテンツ企画に発想が及んだり、追加すべきコンテンツが見つかったりと視点が広がったという感想を持たれる方が多くいます。

タイトルタグやHタグに関してSEOを意識しすぎるのは、逆に足かせになる可能性があり、おすすめはしませんが、Googleアナリティクス、サーチコンソールを使って簡単にチェックすることができますので、ご自身の運営サイトで確認する際に参考にしていただけるとうれしく思います。

関連記事




ゲストさん