「やりたい」をやる場所

アルケー

サイト構造の見直しを振り返って
宝さん公開サイト診断レポート(2ヶ月目)

「宝さんの公開コンサル2ヶ月目(2016年3月~4月)」に実施したことをレポートします。対象サイトは「便秘解消プロジェクト

公開コンサルの過去のレポート一覧

※まだご覧になられていない方は、過去のレポートも併せてお読みください。

今回は、宝さんにレポートの執筆を依頼しました。現場の雰囲気をリアルに感じていただけるとうれしく思います。

宝さんのサイトの課題・問題点

  1. 専門サイトとして情報の網羅性が不十分
  2. 記事を追加するとサイドメニューが膨れ上がっていく構造
  3. 今後のサイト拡張性の方針が明確になっていない
  4. サイトコンセプトを崩さずに収益を上げるためにどうするか

コンサル二ヶ月目を振り返って(たから)

コンサル1ヶ月目でいきなりリサーチ工程に逆戻りして焦りましたが、なんとかその作業を終えて、2ヶ月目に僕が行ったことを振り返ってみたいと思います。

2ヶ月目の作業項目を順番に挙げてみました。こんな感じです。各項目を一つずつ、感想も交えながら紹介していきますね。

  1. キーワードマップをサイト展開用に階層化
  2. SEOの文脈を乗せる
  3. コンテンツインベントリ化
  4. 不足コンテンツの調達
  5. 本番環境に反映させるまでの工程

1.キーワードマップをサイト展開用に階層化

前回、リサーチ工程で「便秘解消」をテーマとしたキーワードマップを作りました。キーワードマップはキーワードを仲間ごとにグループ分けしたものです。これらをサイト構造に落としこむために、サイトトップを頂点としたピラミッド型(階層化)のカテゴリー構造を作る作業をしました。

階層化のイメージを分かっていただけるように、例として「野球」サイトだったら、どんな階層になるのかを作ってみました。

※簡易で作ったためこの図が正しいかどうかは別として、野球サイトならこのような階層に組み立てるというイメージです。

便秘解消プロジェクトでは、トップの次の節のカテゴリーを「便秘の基礎情報」「便秘を治す方法」「便秘薬・便秘商品」の3つに分けて考えました。

情報がどんどん追加されて、大きいサイトになったときに、サイトに訪れたユーザーがどこに知りたい情報があるのか迷わないように配慮してカテゴリーを追加していきました。

カテゴリーの数が想定より増えましたが、それに伴いSEOで狙えるミドルワードも増えますし、元々僕の課題であった記事を追加するたびにサイドバーの項目が増えていくという問題をクリアすることができました。

これまで、言語の上位概念や下位概念といった階層を意識してサイト構造に落とし込んでいなかったため、記事を書いていると以前書いた記事と似たようなことを書いていたということがありました。事前にこの作業を行なっておくと、頭の中も整理でき、無駄な作業を減らす効果があるのではないかと思います。

2.SEOの文脈を乗せる

次に、検索キーワードのボリューム調査を行い、階層化したマインドマップの項目を色分けします。ここで使うツールは、Gooogleが提供している「Googleキーワード プランナー」とGoogleのサジェストワードを収集できる「関連キーワード取得ツール」です。

この作業も画像を見たほうが早いと思いますので、以下の図をご覧ください。

サイト構造をキーワードで表現(検索ボリュームを追記)

対象となるワードの検索ボリューム(概算)をマインドマップに入力し、検索数に応じて色分けします。また、サジェストツールを使って、抜け漏れワードなどが無いか再度チェックします。この作業はざっと1週間ほど掛けて行いました。

ちょっと驚いたことですが、以前看護師さんに「便秘 ポリープ」と「便秘 内視鏡」に関する記事を書いてもらいましたが、この調査結果を見ると検索ボリュームが少ないことが分かりました。

すごく良い記事なのでいいのですが、ユーザーニーズの大きさを基準にした場合は、優先度を下げるといったことも検討しないといけないのかなと思いました(汗)。

制作前に記事単位でのボリューム調査を行なっておくと、客観的データを元に可視化することができるので、自分が力を入れて書くべき記事、優先度を下げて対応する記事といった形で区分けすることができます。

また、記事を書く前にサイトの全体像を把握することもできますので、今後の作業の計画が立てやすくなるというメリットもあるかと思います。

3.コンテンツインベントリ化

サイト展開用に階層化したマインドマップを元に、コンテンツページをExcelにまとめていきます。「カテゴリー」「タイトル」「URL」「記事の担当」「制作期日」などを管理します。

コンテンツインベントリの例 ※画像をクリックすると図が拡大します。

今回は既存の記事ページのURLを変更するため、301リダイレクト処理をします。その際の新旧のURL対応表としても活用することができました。

コンテンツインベントリを作ることによって、サイトの全体感(想定記事数など)を把握することができます。

また、外部のライターなど共同作業者とのやり取りの際にそのまま利用できますので、コミュニケーションロスが発生しにくくなります。

特に、外注ライターさんにお願いする場合は、各ライターさんへの発注記事数、コスト、納期をここで計算することができ、募集から納品までがスムーズに進みます。

これは副次的な効果ですが、外注さんに記事を催促するときに、自分も予定した期日に記事が書けていないと気持ちが悪いので、よい刺激材料となり記事制作スピードがものすごく上がりました。

4.不足コンテンツの調達

前月のリサーチ工程、そして今月行なったサイト構造へ展開で、コンテンツインベントリが完成しました。当初公開したサイトの状態で、自分の中ではある程度完成形に近い形かと思っていましたが、これらの作業を通じてまだまだ伝えたいコンテンツが不足していることが分かりました。

このコンテンツインベントリを元に、自分が記事を書くパート、外部の専門家(薬剤師の方)に依頼するパート、その他のライターさんに依頼するパートと、担当分けをしました。

僕自身、60以上の記事を執筆したのですが、目的と期日が明確になっているので、これまでより圧倒的なモチベーションで作業を行なうことができ、書けば書くほど知識も溜まり、それに伴って書くスピードもどんどん速くなっていきました。

外部のライターさんも全体像が把握しながら、該当のコンテンツを書くことができるため、やりやすいと言ってくれました。

5.本番環境に反映させるまでの工程

約3週間ほどで、不足コンテンツを調達しながら、記事のHTML化を進めました。記事の調達は順調に進んだのですが、各カテゴリーページの文章が想像以上に難しく、書き直しを何度も行ないました。

今も自分自身、納得がいっていないカテゴリーページがありますので、継続的に修正していく予定です。

テスト環境での確認を終え、4月16日に本番にアップし、Googleサーチコンソールで「Fetch as Google」を掛けました。翌日から順調に新規ページがインデックスされていきました。

Googleインデックスの推移

また、Googleサーチコンソールの「検索アナリティクス」のクエリデータも表示回数、クリック数ともに、順調に上昇しているので、ひと安心です。

Googleサーチコンソールの検索アナリティクスの推移

まだまだ課題は山積みではありますが、以上がここ1か月で行なった作業の振り返りです。

振り返ってみると、たしかに薬剤師の経験から、便秘に関する知識は持っていたのですが、今回行なったように、情報を整理してサイトで表現していくという工程は、僕ひとりではたどり着くことができなかったなと思います。

一つひとつを見るとすごくたいへんな作業だったのですが、アルケーの方々のサポートをいただきつつ、とても楽しくワクワクしながら進めることができました。

今後はサチコとにらめっこをし、サイトの状況把握とチューニングを頑張っていきたいと思います。

長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。(たから)

最後に

宝さんのサイトをコンサルさせていただき、2ヶ月目は主に「サイト構造の見直し」「不足コンテンツの調達」を行い、4月16日の本番公開まで至りました。

宝さんの強みである「行動力」によって、良い形で推進することができました。

3ヶ月目以降の作業項目は下記の通りです。こちらも焦らずじっくり進めていきたいと思います。

  • Googleアナリティクスの目標設定
  • Googleサーチコンソールの「検索アナリティクス」のデータチェック
  • カテゴリーページ等、不十分なコンテンツの修正
  • サイト内回遊動線の設置
  • 追加コンテンツの企画立案

ちなみに5月中旬までのGoogleサーチコンソールの「検索アナリティクスのグラフ(90日間)」は下図のようになっています。

Googleサーチコンソールの検索アナリティクス(90日間)-5/18現在

ここまでのところ順調に推移しており、ゴールデンウィーク前後のGoogle評価で一段階評価が高まった印象です。

次回、3ヶ月目レポートも宝さんに執筆していただき、みなさんにお伝えしたいと思います。

宝さんの過去のレポート一覧

※更新情報は、アルケーのFBページでも流しています。

関連記事




ゲストさん